人間関係が上手な人は雑談がとても上手です。初めて会った人とも気軽く雑談ができるだけで、スムーズな人間関係を構築できますし、友達ではない知り合いなどに偶然出会った時、気まずいなどストレスを抱えなくて済みます。
そこで雑談のちょっとしたコツを紹介します。
「雑談」はテニスのラリーのようなもの
雑談で面白いことやオチのある話をしようと思っていませんか?気構えると話が続かなくなります。雑談とはテニスのラリーのようなもので、相手の打ちやすい球を打って、戻ってきた球をまた打ち返す。続けているとだんだん気持ちよくなる。それが良い雑談だと言えます。まずは続けるとことが大事です。自分が関心のある話題よりも相手の打ち返しやすい話題をふってあげると、相手も打ちやすい球を必ず返してくれます。
共感できる話題がふる
人には気持ちがあります。雑談ではその気持ちをやりとりすべきです。雑談を情報収集と勘違いしている人が多くいますが、そこには気持ちがありません。調べればわかるような情報ではなく、自分が感じた生の気持ちを共有すれば、親密な関係にを築くことができるはずです。
ちょっとした雑談テクニック
①相手の話の区切りに語尾をオウム返しするとちゃんと聞いてくれているんだと安心します。
Aさん「今日、○○スーパーの大売り出しがあって」
Bさん「大売り出しがあったの?」
Aさん「うん、それでキャベツが10円でね」
Bさん「10円?安い!」
②「でも」から入るではなく、いったんは「いいですね!」と相手の球を打ち返す。
Aさん「今日、飲みに行きませんか?」
Bさん「いいですね!ただ、今日は用事があって又誘って下さい」
③会話が途切れたら、身近なエピソードをきっかけに気持ちを話すようにする。
「あ、そういえば、今日むかつくことがあって、、、」
④悩んでいるひとには、マイナスの同調から話をする。
Aさん「まだ調子悪いの?」
Bさん「あ、もう元気になったよ」
元気ではないのに、「元気?」と聞かれたら、相手は余計落ち込んでします。特に怪我をや病気をしていた人には、「まだ腕痛いでしょ?大変だったですね」とマイナスの同調から入ると共感力が上がります。
⑤商談の場では、名刺交換後、名刺を眺め、顔をあげた直後に自分の為に時間を作ってくれたことに、素直に笑顔で感謝の気持ちを伝えると気持ちよく商談に入れます。
⑥腕を組むのは「防衛」のサインです。つまり相手にこれ以上立ち入るなというメッセージを与えているのです。逆に嫌いな相手の前であえて腕を組むと無駄に声をかけてこないはずです。
以上、参考になれれば幸いです。
-参考文献-
超雑談力
超一流の雑談力「超・実践編」
相手の気持ちをきちんと<聞く>技術
誰とでも仲良くなれる人の聞き方・話し方
3秒で心をつかむ10秒で信頼させる聞き方・話し方